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『光触媒部門』『光触媒とは』
光触媒は光の触媒ではなく、光が当たると働き始める触媒であり、言い換えれば光のエネルギーによって働く触媒です。
光触媒は光を吸収してエネルギーの高い状態となり、そのエネルギーを反応物質に与え、化学反応を促進します。 1970年代後半から光触媒反応を利用して有害物質を無害化しようという研究が行われ、現在では光触媒は光を利用するだけで、分解されにくい様々な化学物質を安全かつ、容易に分解することができる環境に優しい、環境浄化材料として脚光浴びています。
また、現在、光触媒として用いられている酸化チタンは、常温常圧の通常の使用条件では酸、アルカリ、水、有機溶剤に溶解せず、フッ化水素、塩素、硫化水素など反応性の強いガスとも反応しない極めて安定した物質です。
光触媒として耐久性耐摩耗性に優れ、経済性、安全性、実用性など多くの利点を持っています。
【光触媒の効果】
酸化チタンに光を照射するとOHラジカルなどの活性酸素が発生します。このOHラジカルは消毒や殺菌に幅広く使われている塩素や過酸化水素オゾンなどよりはるかに強い酸化力を持っており、その酸化力で消毒や殺菌などを行うことができます。
そしてその協力な酸化力により水中に溶け込んでいる様々な有害な化学物質や空気中の化学物質の分解・無害化ができそれを利用して、水処理、脱臭、排ガス処理、大気浄化、土壌処理、抗菌・防カビ、汚れの分解、防藻、ぬめり防止、シックハウス対策、院内感染防止など、環境分野での様々な応用が可能です。近年、環境ホルモンや、様々な化学物質により地球規模の環境汚染が進行し、深刻な問題となっております。
これまで、こういった環境汚染の処理方法として、化石燃料による熱処理であったり、有害な薬品を使用したりといった、さらに、汚染が加速する恐れのある方法でしたが、酸化チタン光触媒は有毒な薬品や化石燃料を使用せず、太陽光などの光エネルギーを利用するだけで安全かつ容易に分解することができるため、地球規模に広がった環境汚染を浄化する環境浄化材料の切り札として脚光を浴びています。
【光触媒の用途】
現在、光触媒技術は下記のような様々な分野で利用されています。弊社では光触媒の防汚効果に着目して事業を進めております。
用途 |
利用例 |
水処理 |
浄水器、排水処理装置、飲料水などの浄化・殺菌装置、
河川の浄化システム等 |
脱臭 |
空気清浄機、エアコン等 |
空気洗浄 |
シックハウスガスの分解、建材、カーテン、ブラインド、
照明器具等 |
大気浄化 |
外壁用建材、高速道路等 |
排ガス処理 |
自動車、焼却炉、塗装工場、印刷工場等の排ガスの処理 |
環境ホルモン除去 |
PCB、DDT、BHC、有機塩素系溶剤、有機リン系農薬など環境ホルモン様物質の分解、除去 |
ダイオキシン処理 |
現在新しい有効な技術として期待されています |
土壌浄化 |
工場や工場跡地の土壌汚染の浄化 |
抗菌・防カビ |
衛生陶器、調理器具、建材等 |
鮮度保持 |
イチゴパック、農産物輸送の保冷トラック、食料庫等 |
防藻・ぬめり防止 |
外壁用建材、用水路、親水公園、プールサイド等 |
曇り止め |
窓ガラス、カーブミラー、ヘルメットカバー等 |
防汚 |
建材、外壁用建材、窓ガラス、ガードレール、洗濯機の洗濯槽等 |
流出原油処理 |
大型タンカーなどの事故で原油が流出した際に使用 |
着雪防止 |
アンテナ、交通機関の着雪防止 |
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株式会社シマダは、ペストコントロール優良事業所に認定されております。 |
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