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『マリーン部門』『海外からの感染症』
【海外からの感染症】
コレラ
Cholera |
コレラ菌に感染した水、または食物を摂取する等の経口感染により起こります。数時間から5日間の潜伏期間の後、突然発症し、激しい下痢と嘔吐が続き、体内から大量の水分と電解質を喪失することで急速に脱水、虚脱症状に陥ります。血清型により、Vibrio- cho-lerae01（古典型、エルトール型）およO139型の2型のコレラ菌が報告されております。このうち、エルトール型については上記のような典型的な症例よりも軽い、または無症状のまま経過する者も多いです。 |
ペスト
Plague |
リンパ節炎、敗血症及び小出血斑が皮膚に生じ、重症例では高熱に加え中毒症状、意識障害、ショックなどを伴う急性細菌感染症です。臨床的には腺ペスト、敗血症ペスト、肺ペストの3型に大別されます。腺ペストはペスト菌感染ネズミを吸血したノミが人を吸血することで感染し、感染部位の領域リンパ節に疼痛を伴う腫脹をきたします。敗血症ペストは局所症状のないまま敗血症症状を急激にきたします。また、肺ペストは患者の喀痰及び喀出される飛沫が感染源で極めて伝染力が強く、重篤な症状を呈します。野性げっ歯類ほか、野うさぎ等がペスト菌を保有することもあります。 |
痘瘡
Smallpox |
天然痘とも呼ばれ痘瘡ウィルスの飛沫感染により起こります。通常は12日間（7〜16日）の潜伏期間の後、急激に発病し、特徴のある熱型と皮膚及び、粘膜の紅斑、丘疹、水疱、膿庖等の発疹が生じる急性の全身性・熱性・発疹性疾患です。伝染力及び致命率が高いが、種痘という有効な予防方法を元に、WHO（世界保健機構）により根絶計画が進められ、1980年の世界保健総会において根絶が宣言されました。 |
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| 株式会社シマダは、ペストコントロール優良事業所に認定されております。 |
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